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バイロイト祝祭の黄金時代 ライヴ録音でたどるワーグナー上演史《叢書・20 世紀の芸術と文学》

ドイツの巨匠ワーグナーが遺したオペラのみを上演するバイロイト祝祭。当代一の歌手と指揮者と、気鋭の演出家による公演は常に話題となり、世界で最もチケットが取りにくいとされる。バイロイト祝祭の戦後最初の1951年から1970年代半ばまでの「新バイロイト」の「黄金時代」を現存するすべての録音記録をもとに徹底検証。世界にも例のない、ワーグナー上演史。

著者 吉田 真 著
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出版年月日 2024/03/27
ISBN 9784865981117
判型・ページ数 A5判・400ページ(カラー口絵8ページ)
定価 4620円(税込)
在庫 在庫あり
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内容説明

ドイツの巨匠ワーグナーが遺したオペラのみを上演するバイロイト祝祭。当代一の歌手と指揮者と、気鋭の演出家による公演は常に話題となり、世界で最もチケットが取りにくいとされる。バイロイト祝祭の戦後最初の1951年から1970年代半ばまでの「新バイロイト」の「黄金時代」を現存するすべての録音記録をもとに徹底検証。世界にも例のない、ワーグナー上演史。

【登場する主な指揮者・歌手】
フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュ、カラヤン、カイルベルト、クレメンス・クラウス、ヨッフム、クリュイタンス、サヴァリッシュ、マタチッチ、ラインスドルフ、ケンペ、マゼール、クリップス、ベーム、スウィートナー、ブーレーズ、カルロス・クライバー、ヴァルナイ、メードル、ニルソン、ヴィントガッセン、ホッター、ナイトリンガー、グラインドルほか

《目次》
前史 ―1904~27年
序章 全曲録音が始まる ―1928~1944年
第1章 再出発 ―1951年
第2章 常連歌手たちの集結 ―1952年
第3章 クレメンス・クラウス、ひと夏だけの輝き ―1953年
第4章 幻のマルケヴィッチの《タンホイザー》―1954年
第5章 クナッパーツブッシュvs カイルベルト ―1955年
第6章 新バイロイトの第2ラウンド ―1956年
第7章 新鋭サヴァリッシュの抜擢 ―1957年
第8章 「青の時代」ヴィーラント演出の《ローエングリン》―1958年
第9章 ヴィーラントの理想の「相棒」―1959年
第10章 ルドルフ・ケンぺの試練 ―1960年
第11章 ベジャールとのコラボレーション ―1961年
第12章 カール・ベーム68歳のバイロイト・デビュー ―1962年
第13章 転換期を迎えた新バイロイト ―1963/64年
第14章 ヴィーラント・ワーグナーの死 ―1965~67年
第15章 ヴォルフガング・ワーグナー単独体制の始動 ―1968~70年
第16章 嵐の前の静けさ ―1971~75年

《バイロイト祝祭》
バイロイト祝祭(バイロイト音楽祭)は、1876年にリヒャルト・ワーグナーが自作のオペラを上演するために設立した音楽祭。毎年夏に、ワーグナー作品のみが上演されている。ここに出演することは、歌手、指揮者にとって最大の名誉であり、あまたの名演が残された。戦後は毎年ラジオで生放送されているため、録音・録画の多さでも群を抜いている。

《著者略歴》
吉田 真(ヨシダ マコト)
1961年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得。専攻はドイツ文学(ワーグナー研究)。現在、明治学院大学准教授、慶應義塾大学講師、日本大学芸術学部講師。
著書:『作曲家・人と作品 ワーグナー』(音楽之友社)。共著書:『スタンダード・オペラ鑑賞ブック ドイツ・オペラ 下』、『オペラ・キャラクター解読事典』、『栄光のオペラ歌手を聴く!』(以上、音楽之友社)、『ワーグナー事典』(東京書籍)、ほか。共訳書:ハンス=ヨアヒム・バウアー『ワーグナー王朝』(音楽之友社)、ほか。監訳書:ブリギッテ・ハーマン『ヒトラーとバイロイト音楽祭 上・下』(アルファベータ)。

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