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神川松子・西川末三と測機舎 日本初の生産協同組合の誕生
1920年にロバート・オーエンらの思想を取り入れた労働者の自主管理生産協同組合「測機舎」を樹立し、ユニークな組合を成功させた松子と末三の経歴から、測機舎の成立に至るまでの歴史。
測機舎創立100周年記念出版!!
著者 | 南塚 信吾 編著 西川 正幹 編集協力 |
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ジャンル | |
出版年月日 | 2021/11/24 |
ISBN | 9784865980905 |
判型・ページ数 | 四六判・540ページ |
定価 | 3850円(税込) |
在庫 | 在庫あり |
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内容説明
1920年にロバート・オーエンらの思想を取り入れた労働者の自主管理生産協同組合「測機舎」を樹立し、ユニークな組合を成功させた松子と末三の経歴から、測機舎の成立に至るまでの歴史。
測機舎創立100周年記念出版!!
平民社と関係し管野スガらと社会主義的な女性運動を担ったことで知られる神川松子と、社会主義の面でも女性の地位向上の面でも、松子を懐深く応援した、林業学者西川末三。台湾での「修行時代」を経験したのち、二人は労働者の生産協同組合「測機舎」を作る。「測機舎」には、社会主義を実世界において具体的に生かそうという、世界でもユニークな試みを見ることができる。
《目次》
はじめに
第一部 測機舎の歴史的意義
神川松子と西川末三の作った労働者生産協同組合―日本の中の世界史としての測機舎― 南塚信吾
一 神川松子と平民社
二 西川末三と台湾
三 翻訳家松子と末三の「転機」 1914―1920年
四 「測機舎」
五 日本における「空想的社会主義」の理解
六 「測機舎村」―日本のニュー・ラナーク
おわりに―世界史の凝縮としての測機舎
第二部 神川(西川)松子資料 解題 南塚信吾
一 女性の解放をめざして―平民社時代 1905―1908年
二 「赤旗事件」関係 1908年
三 女性の地位向上をめざして 1914年―1921年
四 ブーニンの翻訳 解題 望月恒子
五 トルストイの翻訳 解題 南平かおり
第三部 測機舎誕生資料 解題 樋口兼次
一 規約関係
二 新聞記事
補遺 「士魂商才」 西川末三
ごあいさつ 西川正幹
おわりに 南塚信吾
《編著者略歴》
南塚 信吾(ミナミヅカ シンゴ)
1942年生まれ。1967年国際学修士(東京大学)。1970年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在一般社団法人やまなみ付属世界史研究所所長、千葉大学・法政大学名誉教授。主な著書に『世界史なんていらない?』(岩波ブックレット 岩波書店)、『「世界史」の世界史』(共編著 ミネルヴァ書房)、『情報がつなぐ世界史』(責任編集 ミネルヴァ書房)、『「連動」する世界史』(岩波書店)、『歴史的に考えるとはどういうことか』(共編著 ミネルヴァ書房)『国際関係史から世界史へ (MINERVA 世界史叢書3)』(責任編集 ミネルヴァ書房)
《編集協力者略歴》
西川 正幹(ニシカワ マサミキ)
1945年生まれ。1968年学習院大学経済学部卒業。1970年日本電子専門学校電子工学科卒業。1970年測機舎(株)入社。1975年測機舎米国代理店リーツカンパニー出向。1984年西川誠幹経営の春日電機(株)入社。1988年専務取締役。1989年代表取締役。