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ジャズ・グレイツ

本書では、ジャズの誕生から今日までの歴史が、12人の偉大なるジャズメンの人生を通して綴られる。ここに登場する12人が20世紀を代表する素晴らしい作曲家であることは間違いない。しかし、ジャズは本質的に即興で作られる音楽であり―そこで生まれたテーマは、それに続くソロのための単なる出発点にすぎない―彼らの「作曲」は、このような観点に基づいて捉えられなければならない。彼らの織りなす物語は、読む者の琴線に触れる。クラシック音楽のファンたちは、これまであまり知らなかったジャズのもつ繊細な複雑さを認識し、新鮮な情熱あふれる美しさを感じるだろう。文化史のなかでジャズが発達していく驚くべき過程は、12人のジャズメンの苦しみと静かな栄光の物語のなかで見えてくる。というのもジャズはアメリカ黒人が奴隷の身分から公民権を獲得するまでの歴史と密接な関係にあるからだ。一方で、ジャズファンにとっては、今回初めて目にするであろう多くの証言が鍵となり、ジャズメンの歩みをこれまで以上に鮮明に知ることができるだろう。これまで、多くのジャズメンの伝記やジャズの歴史の本が出版されてきたが、本書はこれら両方の性格を合わせもち、いわばリレーの選手たちのように、ジャズという名のバトンを次々に受け継いでいった12人の偉大なる音楽家の人生に焦点が当てられている。

著者 デイヴィッド・ペリー 著 瀬川 純子 訳
ジャンル
出版年月日 2000/08/31
ISBN 9784871984799
判型・ページ数 A5判・240ページ
定価 本体2400円+税
在庫 在庫あり
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内容説明

本書では、ジャズの誕生から今日までの歴史が、12人の偉大なるジャズメンの人生を通して綴られる。ここに登場する12人が20世紀を代表する素晴らしい作曲家であることは間違いない。しかし、ジャズは本質的に即興で作られる音楽であり―そこで生まれたテーマは、それに続くソロのための単なる出発点にすぎない―彼らの「作曲」は、このような観点に基づいて捉えられなければならない。彼らの織りなす物語は、読む者の琴線に触れる。クラシック音楽のファンたちは、これまであまり知らなかったジャズのもつ繊細な複雑さを認識し、新鮮な情熱あふれる美しさを感じるだろう。文化史のなかでジャズが発達していく驚くべき過程は、12人のジャズメンの苦しみと静かな栄光の物語のなかで見えてくる。というのもジャズはアメリカ黒人が奴隷の身分から公民権を獲得するまでの歴史と密接な関係にあるからだ。一方で、ジャズファンにとっては、今回初めて目にするであろう多くの証言が鍵となり、ジャズメンの歩みをこれまで以上に鮮明に知ることができるだろう。これまで、多くのジャズメンの伝記やジャズの歴史の本が出版されてきたが、本書はこれら両方の性格を合わせもち、いわばリレーの選手たちのように、ジャズという名のバトンを次々に受け継いでいった12人の偉大なる音楽家の人生に焦点が当てられている。

《目次》
第1章 ジャズの起源
第2章 バディ・ボールデン
第3章 サッチモ
第4章 シドニー・ベシェ
第5章 ザ・デューク
第6章 レスター・ヤング
第7章 チャーリー・パーカー
第8章 チャールズ・ミンガス
第9章 ジョン・コルトレーン
第10章 マイルス・デイヴィス
第11章 コールマン、マルサリス、ジャレット

《著者・翻訳者略歴》
デイヴィッド・ペリー(Perry,David)
ジャズに詳しいライター、映画制作者、そして番組制作者。1980年代にアメリカ中を旅し、BBC放送ラジオ3のためにジャズの歴史を取材した。ロンドンの「インディペンデント」紙や「オブザーバー」紙に、ジャズについての記事を書いている。

瀬川 純子(セガワ ジュンコ)
海外駐在員の親のもとで2歳から18歳まで四カ国五都市(ホノルル、ニューヨーク、シンガポール、ロンドン、ブダベスト)で生活する。青山学院大学文学部英米文学科に入学。在学中、黒人文学で著名な吉田迪子教授の指導を受ける。ロングアイランド大学(ニューヨーク州)に短期留学。日本交通公社に入社、現在に至る。

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