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ヒトラーとバイロイト音楽祭 ヴィニフレット・ワーグナーの生涯【上 戦前編】《叢書・20世紀の芸術と文学》

ワーグナー家の家長として、4人の子の母として、そして1930年から1944年までのバイロイト音楽祭総監督として、激動の20世紀ドイツを生き抜いた女性、ヴィニフレート・ワーグナー。本書は、この女性の観点から、第一次世界大戦と1923年のヒトラーの叛乱、それに続く、政権掌握、「レーム虐殺」、ドルフースの謀殺、スペイン内乱、迫害の夜、ズデーテン地方の危機、第二次世界大戦勃発直前の日常、大戦の様相、空爆、戦後の非ナチ化など様々な出来事を叙述。1897年から1980年にいたるヴィニフレートの生涯は、20世紀全体を映し出す。

著者 ブリギッテ・ハーマン 著 吉田 真 監 鶴見 真理 訳
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出版年月日 2010/02/19
ISBN 9784871985673
判型・ページ数 A5判・442ページ
定価 4180円(税込)
在庫 在庫なし
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内容説明

ワーグナー家の家長として、4人の子の母として、そして1930年から1944年までのバイロイト音楽祭総監督として、激動の20世紀ドイツを生き抜いた女性、ヴィニフレート・ワーグナー。本書は、この女性の観点から、第一次世界大戦と1923年のヒトラーの叛乱、それに続く、政権掌握、「レーム虐殺」、ドルフースの謀殺、スペイン内乱、迫害の夜、ズデーテン地方の危機、第二次世界大戦勃発直前の日常、大戦の様相、空爆、戦後の非ナチ化など様々な出来事を叙述。1897年から1980年にいたるヴィニフレートの生涯は、20世紀全体を映し出す。

《著者・翻訳者略歴》
ブリギッテ・ハーマン
ウィーン在住の歴史家。ドイツ・エッセン生まれ。ミュンスター大学とウィーン大学で歴史学とゲルマン学を学び、博士号を取得。1978年、『皇太子ルードルフ マイヤーリングへの道』を発表し、著作活動に入る。オーストリア史をテーマにした多くの著作がある。

鶴見 真理(ツルミ マリ)
日本女子大学文学部史学科卒業。ドイツ連邦共和国、ヴュルツブルク、ユリウス・マクシミリアン大学、ハンブルク大学で、体系音楽学、西洋音楽史、美術史を学ぶ。体系音楽学の修士号取得。ベルリン在住中は、フリーの通訳・翻訳、音楽の研究に従事。アメリカ合衆国、カリフォルニア大学サンタ・バーバラ校で民族音楽学部客員研究員。ギリシャ、コルフのイオニアン大学でギリシャ語ユース履修。音楽学の研究と、ドイツ語日本語の翻訳、通訳。

吉田 真(ヨシダ マコト)
1961年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得。専攻はドイツ文学(ワーグナー研究)。現在、慶應義塾大学講師。同大学などで、ドイツ語、ドイツ文学、オペラの講義を担当するかたわら、主要音楽専門誌に評論を執筆。

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