ラインナップ
にっぽん漂流
すっぴんお登紀の旅100話! コンサートで北海道から沖縄まで全国を飛び回り、人々との触れ合いを綴った貴重な旅日記。写真多数!
著者 | 加藤 登紀子 著 |
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ジャンル | |
出版年月日 | 2018/11/02 |
ISBN | 9784865980615 |
判型・ページ数 | B6判・230ページ |
定価 | 1650円(税込) |
在庫 | 在庫あり |
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内容説明
すっぴんお登紀の旅100 話!
歌手として、母として、妻として躍動した日々…
お宝発見! 三姉妹の子育ての真っ只中、コンサートで北は北海道から南は沖縄まで、全国を飛び回り、人々との触れ合いや各地の自然描写をユーモア溢れる文章で綴った貴重な旅日記。写真多数!
《目次》
出会いに素早いキスを!――序にかえて
Ⅰ 北から南へ、西から東へ
1 月夜の中で海中温泉!――屋久島の美しい川・海と杉の森
2 奄美はやはり幻想の島――サンゴの白い浜と土のにおい
3 流氷に埋まるオホーツク――北海道の最高の旅は絶対二月だ
4 厳冬の知床の海で撮影――小船に乗って、すばらしい体験
5 ビルの屋上から流れる民謡――真昼の東京、若者の哀歓しみじみ
6 函館は不思議な街だ! ――古くて詩的で、いつも斬新です
7 石垣島へ飛んで行きたい――「海・讃歌」聴衆と感激のふれあい
8 東京に近い町にも詩情――利根川を越えて荒海の波崎へ
9 夢のよう、秋川渓谷――畑の中を通り抜けてお風呂へ
10 雨の夜、ローソクともし――山上の古い改造家でコンサート
11 古き時代のゆかしさ残す――萩の街・松下村塾跡や中間長屋
12 豪快な「ばんば競争」――〝北国の早春のお祭り”また見たい
13 富士、駿河湾、天城の山々――子供たちと巣雲山頂から一望
14 富士は生きた″怪物”です――何度見ても、豪快・繊細な美しさ
15 のどかな春の佐渡――「鼓童」一座のお祭りで歌い、踊る
16 海と川には〝異なった歌” ――四万十川沿いの町でほろ酔いコンサート
17 「椿花咲く南国の…」――足摺岬の小道に群生のトンネル
18 動物を、野性を愛する男――故郷捨て黒姫山に住む英国人作家
19 アルプスと天竜川を眺めて――すてきな伊那の頑固な人たち
20 私は、やっぱり″風”の人――山から町・港から海へ︱︱漂泊の旅
21 私のルーツは琵琶湖だ――大津の宿屋の″肝っ玉かあさん”
22 すてきな五百円の昼めし――〝ほのぼの”島根・益田のコンサート
23 古い美しさに興奮――津和野の楽屋は昔の物見ヤグラ
24 美しい宍道湖に胸が痛む――淡水化をめぐる″悲しい争い”
25 静かな城下町・″幻想”の海――テクノポリス構想進む街・杵築
26 宴会後は「荒城の月」大合唱――滝廉太郎のふるさと、城下町・竹田
27 「日比谷野音」に立って二十年――コンサートの旅これからも続く
28 夏になると京都が恋しい――懐かしい子ども時代の思い出よ
29 中一の夏、東京へ引っ越し――母は″京都のよさ”を教えてくれた
30 浅草オペラ歌うマスター ――古びたバーは私の京都のともしび
31 美しい日没と夜明けの海――ショック!「たこ八郎」さんの死
32 民宿の天井の「ヤモリ」クン――サンゴ礁の美しい海、西表島・小浜島
33 家も手作り 自然の暮らし――小浜島に住みついた和子・イサム一家
34 星を見ながら寝よう――娘たちと小浜島の砂浜にテント
35 北海道の夕日は美しい――三年ぶり北見枝幸のコンサー卜
36 コンサートは野外が最高――やったァ開演直前に雨がやんだ
37 熱気球に乗ってフワリ――限りなく平野が広~い帯広の街
38 廃校舎買って山羊牧場――乳をしぼり、ポニーの馬車に乗る
39 突然! わが家に自転車熱――「E.T.」みたいに飛んでみたいな
40 私は″高所大好症” ――ヘリで、筑波へ飛んだ興奮今も
41 SLが宇宙を走る! ――″過去より未来へ”行ってみたいナ
42 ″かぐや姫 月へ帰る” ――私もスーパーウーマンになりたい
43 「マーク」はカツ丼大好き――すてきな作曲家、私のLPで″共演”
44 ギリシャの歌に魅せられて――「哀しみのダンス」コーエンに出会う
45 情熱的な女性パワー ――楽しかった近江八幡のコンサート
46 うわぁ〝かわいい駅舎” ――あこがれの島原、初のコンサート
47 あぐらをかいたマリア像――島原城にも街にも歴史のにおい
48 感動! 焼き物に生きる夫婦――佐賀・有明の山中でひっそり
49 映画「それから」いいネ――道後の″坊っちゃん湯”私も常連
Ⅱ われら漂流家族
50 田舎ふうの正月はいいナ――鴨川の山寺で壇家たちと酒盛り
51 パイロットも歌手も偉い――セスナ機で風雨の中を演奏会へ
52 強烈! スコールのシャワー ――カエルの合唱もガムランのリズム
53 胸にしみるガムラン音楽――豆腐・卵焼き・焼き鳥に驚いた
54 新年の祭り大にぎわい――寺への貢ぎ物を頭に正装の女たち
55 地獄の満員フェリー ――隣の島へ行くのに一日がかり
56 アラブへ行った気分――神秘的だった隣のロンボク島
57 雪、キャンドル、花火――黒姫コンサートの忘れられない夜
58 ケニアで聴いた山谷ブルース――青年協力隊員と楽しい出会い
59 犬吠埼・君ヶ浜の月見草と宵待草――海の男の恋でも歌にしようか
60 ″比良の八荒・荒れじまい” ――大雪と春雷にはビックリ
61 敦賀半島・立石岬の落ち葉の小道と青い波――コンサートの楽しい思い出もあった
62 おいしい魚を腹いっぱい――敦賀で見つけた漁師の店「喫茶・御魚」
63 引き揚げ者の歴史を刻む舞鶴の街――楽しい鈍行で舞鶴へ
64 念願のドラマ「カルメン カルメン」――相手は早口のあの斉藤晴彦さん
65 「煙草のめのめ空まで煙せ」――たばこだって、酒だって、その人の勝手
66 風に交響曲を吹かせる! 土笛づくり――「オカリナ」奏者、山にこもって…
67 公園でステキな演奏会――木の塊をたたく音楽
68 自然を守る若い人たちのイキな企画――すてきな街、群馬・館林
69 ″野菜いため”と笑うなかれ――最高の味・沖縄のチャンプルー!
70 旅とは目の前の食事にいかに順応できるか――歌手は用心深さが必要
71 あなたの声帯はソプラノもいけますよ! ――これは驚き、お医者さんの診断
72 また〝いい男”の奥さん役――ドラマで千葉真一さんと共演
73 高くて硬い枕は苦手だ――われらは柔らかい〝ぺシャンコ派”
74 あぁ〝完全密室冷房社会〟――新幹線、電車、ビル、タクシーまで
75 奥只見ダムのほとりですてきな野外コンサート――ダム底に沈んだ村
76 おそれ多い! 高野山の夏季大学講師に――大御所の歴代講師
77 私を変えた〝出会い〟大きい父と母の存在――ぎりぎり、女の闘い
78 真夏に寒くてブルブル――ドラマよ 知床・羅臼のコンサート
79 お見事! 主婦たちの野良着デザイン――帯広の農業祭ファッションショー
80 「風の盆」と珍味に興奮――富山・八尾町のすばらしいお祭り
81 特訓で〝夜流し〟の踊り――「風の盆」来年の再会を約束して
82 悲しいハムスターの死――つがいにしたのがアダ、家中大騒ぎ
83 石垣島・白保は私の美しい庭――空港反対へ〝ばななぼうと〟の輪
84 徳之島で熱烈な歓迎――美しい海・バナナ園・独特のおにぎり
85 〽この旅終えて街へ帰ろう――楽しかった「ばななぼうと」の生活
86 筑後路の実りの秋に興奮――名産の焼酎・陶器まつり・耳納の市
87 干し柿・大根しだれ・白菜――冬支度の美しい北国の町・長井
88 寒風にめげぬ「どさんこ」――帯広の風は地の果てまで吹いていく
89 ええとこや坂の町・小樽――ほれて住みついたガラス工芸家
90 おろそかに酒飲めません――〝米一俵で酒半斗”大変な酒づくり
91 お正月 家族でホテルの夜――夫の夢実現!! 山下公園、中華街へ
92 衝撃! 鼓童リーダーの死――妻子もなく太鼓と仲間ひと筋に
93 犬三匹・ニワトリ二百羽・山羊二匹――千葉・鴨川のわが家の楽しい仲間
94 めっぽう明るい冬の釧路――氷点下十五度、氷まつりコンサー卜
95 気仙沼の〝ジョナサン〟――静かな港町で熱~いコンサート
96 懐かしい子育て苦闘十二年――三番目の娘が今春やっと小学校
97 今度も飲み屋のおばちゃん――〝あしたのジョー〟を育てる楽しいドラマ
98 忘れられぬ鵜匠・山下さん――思い出胸に岐阜市政百年の歌づくり
99 「ねのひ祭り」盛況の蔵出し――〝旬の味〟しぼり立ての酒飲み放題
100 百万人の観衆と大合唱――アキノ政権一周年のお祝いに参加
あとがき
《著者略歴》
加藤 登紀子(カトウ トキコ)
1943年、中国東北部ハルビン市に生まれる。65年、第2回アマチュアシャンソンコンクールで優勝し、歌手デビュー。翌年に「赤い風船」で日本レコード大賞新人賞、69年に「ひとり寝の子守唄」で、71年「知床旅情」で日本レコード大賞歌唱賞を受賞。「愛のくらし」「百万本のバラ」「時には昔の話を」「難破船」などヒット曲多数。主な著書に『運命の歌のジグソーパズル』『青い月のバラード』『愛の讃歌』ほか。