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モーツァルトとダ・ポンテ ある出会いの記録
『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』『コジ・ファン・トゥッテ』―モーツァルトとダ・ポンテによるこれら三作品は、ヨーロッパ音楽劇の不朽の名作である。本書は、この二人の出会いから、さまざまな抵抗と妨害にあいながらも作品が完成し上演されるまでの過程を描くとともに、作品そのものを論じる。
著者 | リヒャルト・ブレッチャッハー 著 小岡 礼子 訳 |
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ジャンル | |
出版年月日 | 2006/12/15 |
ISBN | 9784871985451 |
判型・ページ数 | A5判・400ページ |
定価 | 4180円(税込) |
在庫 | 在庫あり |
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内容説明
『フィガロの結婚』『ドン・ジョヴァンニ』『コジ・ファン・トゥッテ』―モーツァルトとダ・ポンテによるこれら三作品は、ヨーロッパ音楽劇の不朽の名作である。啓蒙主義の時代、芸術を理解するひとりの皇帝が現われ、その庇護のもとに二人の異質な芸術家による共同作品が成立した。本書は、この二人の出会いから、さまざまな抵抗と妨害にあいながらも作品が完成し上演されるまでの過程を描くとともに、作品そのものを論じる。さらに、十八世紀ウィーンのイタリア・オペラ界の人物事典も収録。著者はモーツァルトのオペラに造詣が深く、集積された歴史的資料に基づきつつ、自由濶達に論じていく。
《著者・翻訳者略歴》
リヒャルト・ブレッチャッハー
1936年、南ドイツ、レヒ川左岸に広がるバイエルン州の都市フュッセンに生まれる。演劇学、音楽学、哲学を修め、1959年、最初は演出助手としてウィーン国立歌劇場に入り、以来1966年まで演出家ならびにドラマトゥルグのチーフとして活躍。一流のモーツァルト奏者たちとともに舞台を創り上げる。オペラ翻訳を多数手がけ、そのなかにモーツァルトのダ・ポンテ作品がある。そのほか、多くの著書において、音楽劇、オペラ台本、演劇作品、長篇ならびに中・短篇小説などをテーマにしている
小岡 礼子(コオカ レイコ)
1957年、仙台生まれ。翻訳家。オーストリア世紀末文学専攻。2006年7月歿。
小岡 明裕(コオカ アキヒロ)
1948年、紀州田辺生まれ。詩人。「未定」同人。日本アルバン・ベルク協会会員。